地支の関係:蔵干・六合・三合・六冲・刑・害
十二地支には合・会・冲・刑・害などの関係があり、八字の変化の多くはそこから生まれます。また、各地支には天干が隠れています。本記事では蔵干表、六合、三合、三会、六冲、刑、害をまとめ、命式での読み方と生肖の相冲との関係を解説します。
六合:二つの地支の結びつき
六合は二つの地支が引き合って結びつく関係で、親密さ・協力・しがらみなどを表します。条件が整うと別の五行に「化す」場合もあります。
| 六合 | 合化する五行 | 対応する生肖 |
|---|---|---|
| 子丑合 | 土 | ねずみ・うし |
| 寅亥合 | 木 | とら・いのしし |
| 卯戌合 | 火 | うさぎ・いぬ |
| 辰酉合 | 金 | たつ・とり |
| 巳申合 | 水 | へび・さる |
| 午未合 | 土(火とする説も) | うま・ひつじ |
三合と三会:三つの地支が局をつくる
三合は三つの地支が一組になり、一つの五行の力をつくる関係で、団結や集結を表します。二つだけなら半合と呼び、力は弱くなります。
| 三合局 | 五行の属性 | 中心となる支 |
|---|---|---|
| 申子辰 | 水局 | 子(ね) |
| 亥卯未 | 木局 | 卯(う) |
| 寅午戌 | 火局 | 午(うま) |
| 巳酉丑 | 金局 | 酉(とり) |
三会は同じ季節・方位の三支が集まる関係で、三合より力が集中します。寅卯辰は東方の木、巳午未は南方の火、申酉戌は西方の金、亥子丑は北方の水を成します。
六冲:正面から向き合う関係
十二支を円に並べると、向かい合う支が冲になります。子午・丑未・寅申・卯酉・辰戌・巳亥の六組です。冲は衝突・変動・分離を表し、双方の力を弱める作用もあります。
| 六冲 | 五行の関係 | 対応する生肖 |
|---|---|---|
| 子午冲 | 水と火の冲 | ねずみ・うま |
| 丑未冲 | 土同士の冲 | うし・ひつじ |
| 寅申冲 | 木と金の冲 | とら・さる |
| 卯酉冲 | 木と金の冲 | うさぎ・とり |
| 辰戌冲 | 土同士の冲 | たつ・いぬ |
| 巳亥冲 | 火と水の冲 | へび・いのしし |
刑と害
刑は摩擦・葛藤・内耗を表し、古典では次のように分けます。
- 寅巳申の三刑(無恩の刑):助け合っても互いに恩を認めない関係。
- 丑戌未の三刑(恃勢の刑):互いに自分の強さを頼み、譲らない関係。
- 子卯の刑(無礼の刑):付き合いで節度を越えやすい関係。
- 辰辰・午午・酉酉・亥亥の自刑:同じ支が重なり、自分を追い込みやすくなる関係。
害(六害)は合によって妨げられる関係で、表に出にくい不調和を示します。子未・丑午・寅巳・卯辰・申亥・酉戌の六組です。
命式での読み方
- まず位置を見ます。日支は配偶者宮、月支は育った環境、年支と時支はそれぞれ幼少期と晩年に重点があります。同じ冲でも、日支と月支の間か、年支と時支の間かで意味は異なります。
- 隣り合う支ほど強く作用します。隣接する柱の地支の作用が最も明確で、離れるほど弱まります。
- 合が良く、冲が悪いとは限りません。喜用神を合で縛るのは惜しく、強すぎる忌神を冲で散らせば助けになることもあります。
- 合化には条件があります。二支が合しても必ず別の五行になるわけではなく、季節や周囲の支の支えが必要です。
- 大運や流年の地支も原局と同じ関係を結びます。どの年に変化が起こるかを読む重要な手掛かりです。
この命式では月支の子水と日支の午火が冲となり、水火がぶつかります。伝統的には育った環境と自分との緊張に注目します。日支と時支の午は自刑、年支の卯と月支の子は子卯の刑です。地支の関係が多い命式ですが、一つずつ断定せず、日主の強弱と喜用神の枠組みで読みます。
生肖の相冲と同じ?
「ねずみと馬は冲」「虎といのししは六合」といった俗説は、二人の年支だけを比べています。年支は八文字の一つにすぎません。八字の相性では双方の日主・日支・五行・全体構造を見ます。生肖の冲だけで相性は決まりません。
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