紫微斗数の三方四正:一つの宮を四つの宮で読む

紫微斗数では人生を十二宮に分けます。一つの宮だけでなく、三角関係にある二宮と向かいの宮も合わせた四宮を、三方四正と呼びます。

紫微斗数の命盤の形

紫微斗数は八字とは別の命理体系です。命宮・兄弟・夫妻・子女・財帛・疾厄・遷移・交友・官禄・田宅・福徳・父母の十二宮を輪状に並べ、出生の年・月・日・時から百以上の星を配置します。

各宮は人生の一領域を担当し、財帛宮は財、官禄宮は仕事、夫妻宮は結婚を見ます。配置された星から、その領域の大まかな傾向を読みます。

三方四正とは何か

十二宮の各宮には、関係の深い三宮があります。三角形を作る二宮が三方、向かいの一宮が対宮です。本宮と合わせた四宮を三方四正と呼びます。

対象の宮三方に当たる宮向かいの対宮
命宮(本人の宮)財帛宮・官禄宮遷移宮
財帛宮(財の宮)官禄宮・命宮福徳宮
官禄宮(仕事の宮)命宮・財帛宮夫妻宮
夫婦宮遷移宮・福徳宮官禄の宮

命宮を例にすると、全体的な構成を読むには、命宮・財帛宮・官禄宮・遷移宮の星をまとめて見ます。命宮の一枠だけでは判断しません。

まとめて見る理由

一つの星は基本の調子を示すだけです。同じ紫微星が命宮にあっても、三方四正に左輔・右弼などの吉星が集まる場合と、煞星が集まる場合では表れ方が異なります。

さらに四化も見ます。出生年の天干に応じて星に生じる変化で、化禄は円滑さや収穫、化権は統率や力、化科は評判や支援者、化忌は障害や執着を表します。三方四正のどの宮に入るかが解釈の鍵になることがあります。

八字との違い

八字は四柱八文字と五行の生剋、日主の強弱で分析し、紫微斗数は十二宮と星の組み合わせで読みます。両体系の用語はそのまま流用できません。紫微の星を八字に持ち込んだり、通変星で紫微の宮を説明したりするのは混同です。

紫微斗数は出生月と時刻から命宮を定めるため、出生時刻が必要です。不明な場合は、まず八字の三柱を参考にできます。

本ページの内容は伝統文化に関する紹介であり、参考としてのみご利用ください。運勢、健康、結婚、財産に関する予測や保証を含むものではありません。

紫微斗数の三方四正:一つの宮を四つの宮で読む · bazitao